もうこれから月1記事でいいですかね(白目)
何百年か先の未来、
AIの全ての能力が人間を越えた場合、
どんな経済の形があるのか興味が沸きました。
気になったので、私の見解を書いていきます。
まず前提として
・過渡期ではなく、クリエイティブな能力や、
高度で複合的な経営判断すらも
AIが人間を上回るようになった遠い未来の話です。
でないと
「~~はAIにはできない」→「それができるようになったら?」
のループになるからです。
・人間を超えるようになったAIは人間を排除し始める、
という可能性はこの話では考慮しないようにします。
スカイネットな世界になってしまったら
人間にほぼ勝ち目は無く、衰退しか無いからです。
・政治の形態についてはここでは考えないようにします。
人間の欲には終わりがありません。
国民全員が豊かに生活できるような政治政策は
私には想像も付かないですし、どんなに豊かになっても
人は他者より上位であろうという心理が働き、
その心理こそが格差を生むでしょう。
ただ、ここまで高度になったAIは、
人間の身勝手な感情すらも考慮できる能力があると思います。
これらの事を踏まえて書きます。
まず、全ての仕事がAI、もしくはロボットに置き換わるようになると、
会社全体が自動販売機のようになります。
ここでは仮に「全自動企業」と呼称します。
つまり、力仕事はもとより、社長職すらも、
「特化したAI」によって人間より高い信頼性を持つようになります。
ここで、なぜ特化させる必要があるかお話しします。
それは、どんな機能も汎用より特化の方が、特定の能力においては優れているからです。
すると、全ての企業から人が不要になります。
これならば、人間は何もしなくても企業が自動的に利益を出してくれるから、
人間は自由だ。
とは、私は半分あたりで半分はずれだと思います。
確かに全自動企業によって自動で生産活動がされていきます。
しかし、国民全員が裕福な暮らしをすることはできません。
なぜなら、その全自動企業の上げた利益のほとんどは、
税金を除き全自動企業を所有するオーナーの利益だからです。
たとえばあなたが財閥クラスの全自動企業を所有している
大オーナーだとしましょう。
その利益は全て政府に徴収され、
ベーシックインカムのような再分配政策に使用されても構いませんか?
あなたは全自動企業を作り上げるまで、多くの投資や苦労をしてきました。
なのにそれがロクに働きもしないニートに「均等」に分配され、
あなた自身も同じ額の利益しか再分配されないのですよ?
私は到底受け入れることは出来ません。
これは多くのオーナーが同じでしょう。
経済は理屈ではなく、人の感情によって動いています。
個人の所得は、今現在でも最大45%が所得税として徴収されますが、
それでもオーナーであれば何億円にも上るでしょう。
このように、全自動企業が一般的になった遠い未来では、
一部のオーナーと、例外を除き職を失った大勢のニートが存在するでしょう。
ここで、この時代でも生き残っている、数少ない職業を予想します。
恐らく、
「人間がやるからこそ価値がある仕事」
はこれからも生き残っていくでしょう。
スポーツなどがそうです。
これは現時点でリレーや100m走などは同じ状況だと言えます。
話は戻りますが、ではオーナー以外は
全員ニートになるのでしょうか?ここがミソです。
確かに人間の全ての能力がロボットやAIにコスパで負けた場合、
人間に労働価値はありません。
しかし、現代でも労働せず収入を得ている仕事があります。
それは、投資家です。
現代でも投資家は、投資をすることで他人の企業の利益を貰っているので、
この未来の話と同じような状況だと言えます。
私は、この遠い未来では、国民は全て投資家になるのではないかと考えています。
投資に関する知識は全て投資特化AIに任せればよしとします。
となれば、より高性能なAIを購入できる資金を持っている人が
多くの利益を得られることになります。
一方で、一般人はそこまでの潤沢な資金は無いので、
株を小額購入し、その配当を受け取ったり、
また不動産に合同で投資し、その利益を山分けするようになると思います。
遠い未来、株取引やFXなどのキャピタルゲイン系の投資は、
AIに全て掌握されると私は考えます。
そうなれば、金持ちは多くの利益を得て、
貧乏人は少ない投資額で少ないリターンを得続ける。
そういった構図になるのではないでしょうか。
以上が私が予想した未来です。
変なところがあるかもしれません。
気になった事は、どしどしコメント欄に書いてもらって構いません。
それではありがとうございました。